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多摩美術大学 環境デザイン学科

卒業制作展 2018



「街に暮らす」


a.t


インテリア専攻

岸本研究室


—新しい暮らし方の提案— 家には、リビング、ダイニング、キッチン、トイレ、お風呂、書斎、寝室など様々な機能が備わっている。本来、ひとつにまとめられてるそれらの機能を、分解し街に分散させる。
そうすることで、家の中だけで完結していた(起こっていた)「生活」が、家の外に出る。 生活空間が拡張され、街全体が住空間の延長として生活をする。(diagram-A) ◇影響 *街に散った家の機能を使うのに人々が街中を歩くことで街全体に人の活気が生まれる。
*出向かなければならないことにより普段意識することのない生活ひとつひとつが強調され、生活自体を意味のあるものに変える。 *「迅速さ」「完結さ」が求められる今の時代では排除されがちな「余剰」の時間が生活に入り込む。
例えば、歩きながら物思いにふけったり、街の中で何かを見つけたり、誰かに出会ったり。
家にこもっていては無かったものが生まれる。そういった「余剰」に価値があるのではないかと思う。(diagram-B) *この生活が世の中に多くされるようになれば、人々の街の見方も変わってくる。
◇最終的に さらにそれがいろんな街にあり、どの街のものも使うことができれば、家の機能が、どこへ行っても存在するようになる。 そうなれば人は、固定された家から解放される。家は、もっと軽やかなものとなる。


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