ニワ
ランドスケープ専攻
吉村研究室
自分がランドスケープデザインを考える時にいつも基盤としてイメージする風景が地元の公園にある。その公園、横浜市こども自然公園は、鎌倉時代から合戦の地の水場として利用されてきた大きな2つの池が印象的な歴史ある場所である。江戸時代には水田地帯となり、現在はその名の通り自然公園として生まれ変わり、地域の人々の憩いの場となっている場所である。私はこの公園をケーススタディとして、自然地形・自然植生が豊かに残されている場所で、人がどのように自然と関わってきたのかを観察し、ランドスケープ的視点でスケッチした。私はこの制作を通じて、人が自然に寄り添うことこそがランドスケープデザインの真髄なのだと思う。