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多摩美術大学 環境デザイン学科

卒業制作展 2018



「これからの兼業農家」
~長野県北地域における若年層の就農を伴った 新たなライフスタイルの提案~


溝口 ひかる


建築専攻

古暮研究室


長野県長野市七二会大安寺地区に、あたらしい若年層の就農を伴った新たなライフスタイルとその空間を設計し、またそれらが連なってできる新たなランドスケープ、そして拠点設計を中心とするむらづくりを提案する。

どうしたら七二会らしく人々が混在し交流できるかを特に考えてきた。七二会における環境・居住空間・外部空間・ライフスタイルの「ここにしかない形式」を探すことを念頭に、そこに住む人がどう生活しこなしているかということを調査していると、建物と道具、外部空間を複雑につかいこなしていることがわかった。七二会の、私が魅力に感じる点はそこであった。七二会での生活がどのように成り立っているかという事柄を出来る限りおおく拾い集めた。

ここではリサーチで分かった、都市的・むら的な生活様式の断片がコラージュされ、再構成されるという形で心地よく混在する。長靴をはいて鍬をもった農業者、リコーダーをもった小学生、PCにスーツに革靴の兼業農家といった様々な立場の人たちが混在し出会う設計をした。七二会でなにか新しいものごとが生まれ、持続可能なむらになると信じている。

□用途:七二会の就農を促すNPO団体が運営する農スクール、地域おこし協力隊ラボ、ライブラリ、シェアオフィス、コミュニティキッチン、カフェ、多目的ホール、レクチャールーム、シェア倉庫、畑

□敷地:長野県長野市七二会 □主要構造形式:大断面集成材屋根組+鉄骨構造

□主要仕上:〈屋根〉鉄板葺き〈天井〉(ありの場合)漆喰塗り(なしの場合)大断面集成材構造体現し〈床〉洗い出し玉砂利、グレーチング、モルタル、木フローリング、三和土 □敷地面積:7000㎡ □建築面積:1200㎡□延床面積:1300㎡


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