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多摩美術大学 環境デザイン学科

卒業制作展 2018



「やとみちプロジェクト」


矢野 香澄


ランドスケープ専攻

湯澤研究室


神奈川県横須賀市汐入町の谷戸地域という高齢化と空き家問題を抱える場所を敷地に、まちという広範囲のスケールをデザインする方法を探った。まちをつなぐものとしてみちに着目し、設計者だけが場を作り提供するのではなく、地元住人を巻き込むプロジェクトとして景観作りを行うことにより、作られた場と共に人の活動も景観の一部にとけ込ませる。 プロジェクト内では、谷戸の景観の特徴である「生の密度ー山の自然を主とした日々変わりゆくものの集まり」をより生き生きさせるため、まずはまちは何の要素で構成されているのかを調査、分析を行う。そしてどのような景観になってほしいか、どのようにまちと関わり暮らしていきたいかの夢を描き、それを踏まえ、プロジェクトの参加住人にどのように景観を作り、整えてもらうかのガイドを作成する。その項目を達成させた「やとみち」を作り出し、そのみちをまち中に広げていくことで、まちのデザインは出来ていく。 これらの行程は実際はまちの人と行うものとして設定しているが、今回は例として私が全ての行程を行ったものを提出した。 自分たちを、自分たちのものを少しまちに提供しまちに貢献することで役割を見いだし、地域のコミュニティに入ることで、ただいまと言える場所を増やせることができる。やとみちプロジェクトはまちづくりのプロジェクトでありながら、新しいライフスタイルの提案でもある。


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