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多摩美術大学 環境デザイン学科

卒業制作展 2018



「高校生・大学生・高齢者のためのシェアハウスと周辺環境のデザイン」


佐藤 かのん


建築専攻

岸本研究室


様々な人が地縁的つながりを構築する場所の提案。 核家族化や都市化が進む近年だからこそ、私は子供が知恵を得る機会や、人が、人とのつながりを生み出すための場所が必要であると考えた。提案のメインとなるシェアハウスでは総勢1000人の高校生・大学生と高齢者が六人一部屋で一緒に暮らす。高校生・大学生は学校では教えてくれない「生きるための力」を高齢者から教わり、高齢者は高校生や大学生から活力をもらう。シェアハウスの一階には、現役高校生、現役大学生の願望をつめこんだ趣味のための部屋を、周辺には、ホール、食堂、お風呂が一緒になった複合施設と体育館、屋外多目的コートを建設した。 この土地は周辺の観光地へと出かける外国人、学生、保育園児、犬の散歩に訪れる人など、様々な人の通り道にもなる。月に一度、誰でも参加可能なイベントを開いたり、施設の一部を一般の方に貸し出したりすることでコミュニティーの輪は大きく広がっていく。この土地を基点として、生きるための力が備わった感性豊かな子供達と、生きる力に満ちあふれた高齢者が、地縁的なコミュニティーの場を生み出していくことを期待する。


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