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多摩美術大学 環境デザイン学科

卒業制作展 2018



「もうひとつの家族が集う場所」


ひなみ


インテリア専攻

湯澤研究室


「もうひとつの家族」とは、私が発病後に出会った病気や障がいをもつ友人たちのこと。自分の病状を隠すことなく話せて、支え合い、励まし合い、ときには一緒に落ち込み、また前をむく。そんな彼らはいつしか私とって、家族のように大切な存在になっていました。 そんな彼らに話を聞くと、アレルギー、食事制限などでなかなか外食に行けない、働きたいけど身体がついていかないなどいろいろなことをかかえていました。 この場所では、自身の身体のことを気にせず、のんびり仲間たちと過ごせる、自身の身体に合わせて働ける、家のように温もりのある、受け入れて包み込んでくれるような空間を設計しました。 今現在、私たち闘病仲間同士の出会いや交流の場の主流となってるネット上以外に、この場所で新たな仲間に出会い、交流することでまたさらに家族が増えていく。そんな場になればいいなと思います。 敷地は東京都江東区有明、ゆりかもめの有明駅からすぐの東京臨海広域防災公園の中、国立がん研究センター有明病院の南側を予定しています。 この場所は都心の中でありながら空が広く、普段は静かな公園として地域の人に利用されています。防災公園としての役割を残し、閉ざされたがん研有明病院とも関わりを持たせてさらに人々の交流が増え、ここに行けば誰かいる、話し相手がいる、そんな理想の場所をつくりました。


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